研究課題
基盤研究(C)
衛星測位システム(GNSS)の稠密観測網を用いて、地殻変動以外の様々な分野における利用方法を開拓した。日本列島の稠密GPS網で得られた水蒸気量(可降水量)の1990年代から現在にいたる時系列を解析し、ENSO等に起因する日本列島の暖冬を反映した水蒸気量の異常等を見出した。複数の周波数における搬送波位相の差から電離圏全電子数を観測し、ロケットの排気による電子数減少を利用したミサイルの軌道推定に成功した。さらにEs層の二次元マッピングを行い、地震直前に生じる電子数の増加などの新しい現象も見出した。
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