天然産の変斑レイ岩を使用して2軸摩擦すべり実験で生成された粉砕粒子の表面積と粉砕に要した仕事量の関係を明らかにして、天然の断層運動で生成された粉砕粒子の表面積から粉砕に要した仕事量の大小関係を推定する試みを行った。 摩擦すべり実験で生成された粉砕粒子の表面積と摩擦すべりを生じさせた仕事量の間には直線近似の相関があることが明らかになった。また粉砕粒子の重量が増加すると粉砕量子の比表面積は減少することも明になった。また、本実験での変位速度が0.01mm/sと遅くとも、粉砕粒子が溶融することが明らかになった。
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