気体－液体ハイブリッド方式高気圧パルスグロー放電による排気ガス処理

2013 年度 研究成果報告書

• 研究課題/領域番号: 23540580
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 基金
• 応募区分: 一般
• 研究分野: プラズマ科学
• 研究機関: 新潟工科大学
• 研究代表者: 今田 剛 新潟工科大学, 工学部, 教授 (60262466)
• 連携研究者: 増田 渉 長岡技術科学大学, 工学部, 名誉教授 (80143816) ; 末松 久幸 長岡技術科学大学, 工学部, 教授 (30222045)
• 研究期間 (年度): 2011 – 2013
• キーワード: 排気ガス処理 / グロー放電 / パルスパワー / プラズマ / 分光

研究概要

高気圧パルスグロー放電を排気ガス処理に適用し、大気圧付近の空気中に拡散した揮発性有機化合物の分解を試みた。放電投入ピーク電力171 MW、パルス幅50 nsにおいて、わずか10回の放電印加により40 %の揮発性有機化合物（ホルムアルデヒド）の分解処理に成功した。また、処理中の放電プラズマを分光観測したところ、窒素原子ならびに酸素原子からの強い発光ラインと、水酸基ラジカルからの発光ラインが観測された。これらより、電子衝突が処理プロセスのメインパスであることが明らかになった。

研究成果

• [雑誌論文] Spectroscopic Measurement of Discharge Plasma on Treatment of Volatile Organic Compound by High-Pressure Pulsed Glow Discharge (2013)
  • 著者名/発表者名: Masayuki Onda, Keishi Fujisawa, Shinya Yamada and Go Imada
  • 雑誌名: NIFS-PROC-93(Research Report published by National Institute for Fusion Science, Japan) ページ: 102-106
• [雑誌論文] 高気圧パルスグロー放電によるホルムアルデヒド処理の分光計測 (2013)
  • 著者名/発表者名: 恩田正行, 藤沢啓志, 山田慎哉, 今田剛
  • 雑誌名: 電気学会パルスパワー研究会資料 巻: PPT-13-14 ページ: 69-72
• [雑誌論文] 揮発性有機化合物処理に用いる高気圧パルスグロー放電の分光計測 (2011)
  • 著者名/発表者名: 恩田正行, 今田 剛
  • 雑誌名: 電気学会プラズマ研究会資料 巻: PST-11-028 ページ: 49-53
• [学会発表] 空気をバッファガスとした大気圧パルスグロー放電によるホルムアルデヒド処理 (2012)
  • 著者名/発表者名: 山田慎哉, 藤沢啓志, 今田 剛
  • 学会等名: 第22回電気学会東京支部新潟支所研究発表会
  • 発表場所: 長岡技術科学大学
  • 年月日: 2012-11-10
• [学会発表] 大気圧パルスグロー放電によるVOC処理特性のガス圧力依存性に関する一考察 (2011)
  • 著者名/発表者名: 恩田正行, 藤沢啓志, 今田 剛
  • 学会等名: 第21回電気学会東京支部新潟支所研究発表会
  • 発表場所: 長岡技術科学大学
  • 年月日: 2011-11-23
• [学会発表] 揮発性有機化合物処理に用いる大気圧パルスグロー放電の分光計測 (2011)
  • 著者名/発表者名: 藤沢啓志, 恩田正行, 今田 剛
  • 学会等名: 第21回電気学会東京支部新潟支所研究発表会
  • 発表場所: 長岡技術科学大学
  • 年月日: 2011-11-23
• [学会発表] 大気圧パルスグロー放電によるホルムアルデヒド処理 (2011)
  • 著者名/発表者名: 恩田正行, 藤沢啓志, 今田 剛
  • 学会等名: 応用物理学会北陸・信越支部学術講演会
  • 発表場所: 金沢歌劇座
  • 年月日: 2011-11-18