パルス高電圧を印加する注射針電極とGND間で大気圧μプラズマ流を生成して、プラズマガスを微細気泡化する事でインジゴカルミン水溶液の脱色、大腸菌・一般細菌の不活化、酸化グラファイトの合成を行なった。当該プラズマのオゾン生成量は低く溶存オゾンは検出限界(0.25ppm)以下であり、高濃度オゾンを用いない水処理の可能性を示した。O2ガス系ではOラジカル等による急激な酸化分解が、N2/O2ガス系では溶液の弱酸性化に伴う溶存NO2イオンによるニトロソ化反応による緩慢な分解が起こる事を明らかにした。また、ESR測定やテレフタル酸化学プローブ法でO2プラズマバブリングによるOHラジカル生成を検証した。
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