研究課題
基盤研究(C)
ベシクル上に拘束された分子の制限拡散運動をパルス磁場勾配(PFG) NMR測定を用いて観測することにより、ベシクル表面上での脂質分子の側方拡散係数を求めた。測定された拡散係数は脂質分子のベシクル上での側方拡散係数に加えて、ベシクル自体の並進、回転拡散係数が混入している。それらを分離するための理論を構築した。またベシクルに対する薬物の結合・解離運動とベシクル表面上における薬物の側方拡散運動についての知見を得るために、PFG NMRおよび1D NMRを用いてin situ測定を行った。さらにベシクル上の脂質分子やベシクルとの結合解離を繰り返す薬物の運動を再現する新規モンテカルロ計算手法を開発した。
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http://profs.provost.nagoya-u.ac.jp/view/html/100005863_ja.html