研究課題
基盤研究(C)
本研究課題の研究代表者は分子間及び分子内でのエネルギー移動過程の問題について、分子内エネルギー移動速度に関する研究と、分子間のエネルギー移動における分子間相互作用の効果に関する研究を並行して行った。特に光励起後の分子間のエネルギー緩和過程の研究に関連した解析手法を一部応用し、イオン液体中でのイオン間相互作用とエネルギー移動と緩和についての研究を行った。具体的にはイオン液体中でのエネルギー移動・散逸の分子動力学シミュレーションによる研究を遂行した。研究結果より特にイオン間相互作用の違いがエネルギー散逸に関係する緩和過程に大きく影響すること、分子の集団的な運動の情報が得られることを見出した。
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http://www.ims.ac.jp/person/tishida.html