次年度の研究費の使用計画 |
本研究では全般的に既存装置を用いることで評価を十分に検討できることから、大型設備等設備備品に関して出費する予定はない。平成23年度には、高分子マトリックスを用いた電極固定化実験において機能性分子の酸化分解がみられたため、電極への修飾実験を十分に行うことができず、繰越金が生じた。ここでは電極に対する修飾を行う前に重合条件や重合分子に必要な電位の制御実験など基礎となる情報の収集をする必要があり、24年度には多くの電極ならびに修飾分子を必要とする。次年度の研究推進方策で記載した方法を遂行するために、前年度の問題点(前述)を検討するための電極が複数必要であり、かつ機能性分子や高分子ポリマーなどの有機試薬も多く必要であることからこれら項目に対して700,000円、合成、測定用の溶媒に対して400,000円、ガラス器具等の消耗物品費に500,000円、計1,600,000円計上する。また国内・海外の学会等での成果報告や情報収集を含めた学会参加費・交通費としての経費(655,000円)を計上する。その他論文投稿等成果報告費として100,000円を計上する。
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