研究概要 |
シリカゲル表面にアルキル鎖を表面修飾し、そこに溶媒抽出で用いられる抽出試薬を担持した新規分離材を合成した。この分離材を用いてGa3+とIn3+の分離を行うと酸性溶液からの捕集が可能となった。この際の捕集挙動を溶媒抽出法と比較検討を行った。さらに、アルキル鎖長を変えた分離材を合成し、捕集挙動の検討を行った。その結果、アルキル基としてC18H37を導入した場合の捕集挙動は溶媒抽出と同様であったが、アルキル鎖長が短いC12H25を導入した場合、シリカゲル表面のシラノール基の影響が見られることがわかった。 Cu, Zn, NiおよびCoイオンの酸性溶液から捕集は見られないことがわかった。
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