研究課題
基盤研究(C)
本研究は申請者らが見いだしたイオン液体中における光増感反応のメカニズムをシンクロトロン光を利用した構造解析手法により明らかにし,さらなる高効率化を目指したものである.5年間の研究期間において,光増感剤として機能するポルフィリンの種類,イオン液体の構造,温度を変化させて小角X線散乱を測定したところ,光増感反応が高効率の時に,回転半径10 nm, 厚さ2 nm程度の薄い円盤状の会合体を形成していることが明らかとなった.
分析化学