研究課題
基盤研究(C)
新たな複合積層化合物の発展を目指し、主に二つの物質系について物質開発と物性の解明研究を行った。ひとつは新規鉄系高温超伝導体のうち,カルコゲナイド系,FeTe1-xSexに着目し、単結晶を用いて125Te-NMR研究からその磁気揺らぎの詳細を明らかにした。もうひとつはSrCo2P2とその周辺物質ついて遍歴強磁性量子臨界点近傍の物性研究をい、SrCo2P2における強磁場磁化過程から60 Tでメタ磁性転移を発見し、またSrをCaに置換することでメタ磁性転移磁場低下する強磁性量子臨界点に近づく振る舞いを明らかにした。これらの結果は擬二次元積層化合物における遍歴電子磁性の統一的理解に大きく貢献する。
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