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2013 年度 実績報告書

高還元雰囲気中微量CO検出のための新規センサの開発

研究課題

研究課題/領域番号 23550156
研究機関愛媛大学

研究代表者

山浦 弘之  愛媛大学, 理工学研究科, 講師 (40314968)

キーワードセンサー / 燃料電池 / 触媒・化学プロセス
研究概要

1.SnO2-In2O3系の大きな感度発現について、検知メカニズムの観点からの検討を行った。我々が見いだした手法であるTPRと抵抗測定 を組み合わせた測定を行った。その結果、複合材料でCuに由来する還元温度が低下するとともにSnO2由来の新たな還元ピークの増加が 認められることからSnO2の微粒子状態にCuOが高分散担持されたことによる反応場の増加が感度発現に重要であることがわかった。ま た購入した電気化学測定機を用いたインピーダンス測定による界面抵抗の検討から、バルク抵抗全体の変化が認められ我々の 提案しているセンサ感度発現のメカニズムを実証できた。
2.高感度化および応答性の改善のためにCu以外の貴金属の効果について検討した。その結果、Rh、Pt、Pdを1wt%担持したSnO2が室温付 近で還元雰囲気中の微量COに応答および良好な応答性を示すことを新たに見いだした。
3.CuO担持酸化スズ材料の高感度化のためのベース材料の候補として、SnO2-In2O3を見いだしたが、安定性の面で不十分なこ とがわかった。そこで、SnO2-ZnO系について組成比の検討を行った。その結果、Sn:Zn=5:5の組成において1辺が約1μmの立方体状の形状の集合体であることがわかった。
4.最終年度では、前年度までに見いだしたSnO2-ZnO系の形状制御した粒子の調製条件の検討および触媒活性などの特性を評価しセンサ材料としての可能性を検討し、新たなセンサ材料として有望であることを示した。

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2013

すべて 学会発表 (4件)

  • [学会発表] Cyanosilylation of benzaldehyde using Zn-Sn oxide catalyst with cubic shape particles2013

    • 著者名/発表者名
      Hiroyuki Yamaura, Kenta Morihara, Syuhei Yamaguchi, Hidenori Yahiro
    • 学会等名
      The 6th Japan-China Workshop on Environmental Catalysis and Eco-Materials
    • 発表場所
      愛媛大学 (愛媛県松山市)
    • 年月日
      20131204-20131206
  • [学会発表] Preparation and Catalytic Property of Zn-Sn Oxide with Cubic Shape Particles2013

    • 著者名/発表者名
      Hiroyuki Yamaura, Masataka Iwasaki, Kenta Morihara, Syuhei Yamaguchi, Hidenori Yahiro
    • 学会等名
      APCAT-6
    • 発表場所
      aipei International Convention Center (台湾、台北市)
    • 年月日
      20131013-20131017
  • [学会発表] 立方体状に形態制御されたSn-Zn複合酸化物の 調製および触媒活性2013

    • 著者名/発表者名
      山浦弘之、岩崎正孝、森原健太、山口修平、八尋秀典
    • 学会等名
      第112回触媒討論会
    • 発表場所
      秋田大学 (秋田県秋田市)
    • 年月日
      20130918-20130920
  • [学会発表] Electrical conductivity of Ni/SDC electrocatalyst film fabricated by electrophoretic deposition2013

    • 著者名/発表者名
      Hiroyuki Yamaura, Muku Nakasato, Hidenori Yahiro
    • 学会等名
      ISHHC16
    • 発表場所
      Hokkaido University (北海道札幌市)
    • 年月日
      20130804-20130809

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公開日: 2015-05-28  

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