銀イオンと錯形成するとダイナミックに構造変化する「銀食い分子」の高機能化を目的として以下の化合物を合成し,それらの特性を検討した.1) 陽イオンをサイクレン部位に補足することにより側鎖部位で陰イオンを同時補足できる銀食い分子を見出した.2) 銀食い分子に水溶性官能基を導入し,水中でもダイナミックな構造変化を示す銀食い分子を合成した.3) 銀イオンとの錯体において特異的に固体蛍光を示す銀食い分子を見出した.4) メタノール,エタノール,2-プロパノールの中で,メタノールを選択的に保持することができる2環式銀食い分子を合成した.
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