研究課題/領域番号 |
23550170
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
機能物質化学
|
研究機関 | 岡山理科大学 (2013-2014) 分子科学研究所 (2011-2012) |
研究代表者 |
山本 薫 岡山理科大学, 理学部, 准教授 (90321603)
|
研究分担者 |
近藤 隆祐 岡山大学, 自然科学研究科, 准教授 (60302824)
|
研究期間 (年度) |
2011-04-28 – 2015-03-31
|
キーワード | 有機伝導体 / 分子性固体 / 強相関電子系 / 強誘電体 / 電子強誘電性 / 電荷秩序 / 焦電気 |
研究成果の概要 |
新しい強誘電体として電子分極型の強誘電体の実現性が注目されている。我々は,有機伝導体α-(BEDT-TTF)2I3塩およびその関連物質がその概念に適合する物質であると考えている。本研究では,強誘電体の本質的特徴として重要な自発電気分極の存在の検証とその外部電場依存性を調べることを目的に,α'-(BEDT-TTF)2IBr2塩の誘電率,およびα-(BEDT-TTF)2I3塩の焦電流観測を行った。その結果,前者からは,転移点における分極揺らぎによる誘電応答は残留電荷による効果より相対的に低いことが分かった。後者からは,α-(BEDT-TTF)2I3塩が自発分極していることが直接確かめられた。
|
自由記述の分野 |
分子性固体物性
|