研究概要 |
25年度は、ヒト型インフルエンザウイルスHAと結合する2,6-シアリルラクトース修飾dUTPの合成を行った。この2,6-シアリルラクトース修飾dUTPもDNAポリメラーゼによってDNA中に導入され、2,6-シアリルラクトース修飾3-way junction DNAが構築できることを電気泳動により確認した。 23,24年度に合成した2,3-シアリルラクトース修飾dUTP(トリ型インフルエンザウイルスHAと結合)と併用することにより、シアリルラクトース修飾3-way junction DNAがH1N1型A/PuertoRico/8/34/、H3N2型A/panama/2007/99)、H5N2型(A/Duck/Hong Kong/342/78株)などのA型インフルエンザウイルス、さらにB型インフルエンザウイルス(B/Yamanashi/166/98)と結合することが赤血球凝集阻害実験により確認された。
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