研究課題
基盤研究(C)
生理活性をもつが水難溶性のβ-グルカン、キトサンおよびカードランと、親水性ポリマーのポリエチレングリコールおよび温度応答性高分子ポリN-イソプロピルアクリルアミドを用い、それぞれの組み合わせからなる水溶性グラフト型およびブロック型共重合体を合成した。それぞれの共重合体は、抗腫瘍性薬物ヨウ素との錯形成により、生理条件下のpHおよび温度に応答するサイズ約100nmの分子集合性ナノゲルおよび高分子ミセルを形成することがわかった。本研究成果として、β-グルカン共重合体-ヨウ素錯体は薬物キャリヤーとしての機能を有する新規環境応答型医用材料として充分に期待できると結論された。
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