本研究では、高分子とモノマーの混合物に紫外光で重合反応を引き起こして、相分離を誘起した。光が試料を通過する際Lambert-Beer の法則に従うことを利用して、試料の深さ方向に、、共連続構造の傾斜を作製した。さらに、コンピュータ支援光照射(CAI) 法を用い、(XY)平面内の共連続傾斜構造を作製できた。光吸収剤を系内に添加することにより、XY平面内と、深さ(Z)方向にも傾斜構造、すなわち、二方向の共連続構造の作製を成功した。(XY)平面内の共連続やドロップレト構造の傾斜を有する表面に対す水滴の形状を測定して、高分子表面の自由エネルギーのマッピングについて検討した。
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