研究概要 |
現在宇宙太陽光利用レーザーの地上実証用100W級システムの開発を進めている。地上実証機の開発は,従来のレーザー技術では達成できなかった20%以上の太陽光からレーザーの変換効率の太陽光励起レーザーを実現することである。宇宙太陽光利用レーザー用のレーザー媒質として選択されたCrを共ドープしたNd:YAGセラミックの散乱係数の低減と,長期的な発光安定性の確保するため,Crドープと焼結条件と散乱係数の最適化や発光劣化の機構解明を行い,高品質なCr:Nd:YAGセラミックの製造技術を確立し,その宇宙太陽光利用レーザーに適合したCr:Nd:YAGセラミック母材の開発を目的とした。
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