平成25年度には、1535 nmの高安定光共振器を音響遮蔽箱に格納し、既存の1064 nm高安定レーザーとのビート周波数を観察し、図2のようなアラン偏差が得られた。平均時間1秒において、約2x10^-15の周波数安定度が得られており、これは2つの光共振器の熱雑音限界と推定される。一方で、高安定光共振器に結合している連続発振の半導体レーザーを光コムに置き換え、光コムを共振器に導入した。透過光および誤差信号の観察を試みているが、今のところ信号は得られていない。既存の低フィネス共振器への導入など予備実験を重ね、引き続きを安定化のための作業を行っている。
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