研究課題
基盤研究(C)
我々は、無フォノン環境を可能にする3次元フォノニック結晶と、厚さが冪関数で変化するくさび型導波路における音響波エッジモードの解析を行った。3次元フォノニック結晶は、面心立方構造と六方最密構造をもつ人工オパールを想定し、FDTD法を用いて分散関係を計算した。その結果、どちらの構造においても、バンドギャップが出現した。しかし、オパールを形成するシリカ球同士の結合度合を大きくすると、そのギャップは消失する。厚さが冪関数で変化する楔型導波路においては、冪の増加とともに、弾性波が楔の先端部分に強く局在するようになり、その滞在時間が増加する。この結果は、高効率の導波路モード実現のためには有効な情報である。
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Nano Letters
巻: 11 ページ: 3893-3898
Appl. Phys. Lett.
巻: 99 ページ: 201910
J. Appl. Phys.
巻: 111 ページ: 024507
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