研究課題
基盤研究(C)
本研究においては,高温潤滑性付与による工具表面の高性能化を通してTi合金の高速加工・ドライ加工実現を目指した.具体的には,ホウ素含有薄膜(TiB2を出発原料とするTiB2系薄膜)中のホウ素および酸素含有量を制御することにより,高温潤滑性能を有するコーティング材を創成し,Ti合金の高速加工・ドライ加工技術の開発を目的として研究を進めた.ホウ素を過剰に添加することによりTiB2系薄膜の耐摩耗性は向上し,TiB3.3膜においてはほとんど摩耗は観察されなかった.ただし,工具にコーティングしたTiB3.3膜はTi合金のドライ切削によりBが脱離消失した状態になり,すくい面の一部では剥離が生じた.
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すべて 雑誌論文 (3件) (うち査読あり 3件) 学会発表 (6件) (うち招待講演 1件) 備考 (1件)
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http://www.mech.u-tokai.ac.jp/~kohzaki_lab/