研究課題/領域番号 |
23560147
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研究機関 | 防衛大学校(総合教育学群、人文社会科学群、応用科学群、電気情報学群及びシステム工 |
研究代表者 |
由井 明紀 防衛大学校(総合教育学群、人文社会科学群、応用科学群、電気情報学群及びシステム工, その他部局等, 教授 (70532000)
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研究分担者 |
北嶋 孝之 防衛大学校(総合教育学群、人文社会科学群、応用科学群、電気情報学群及びシステム工, その他部局等, 助教 (50546174)
岡畑 豪 防衛大学校(総合教育学群、人文社会科学群、応用科学群、電気情報学群及びシステム工, その他部局等, 助教 (80546169)
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キーワード | 大口径シリコンウエハ / 研削盤 / 水静圧軸受 / 切込み機構 / スピンドル / 静剛性 / 回転精度 / 表面粗さ |
研究概要 |
切込み機構内蔵砥石スピンドルを試作するために,簡易モデルを試作して問題点の洗い出しを行った.簡易モデルの試作結果を踏まえて,「切込み機構内蔵水静圧砥石スピンドル」を設計した. 半導体加工機械および工作機械に搭載する「切込み機構内蔵水静圧砥石スピンドル」を開発した.静圧軸受の作動媒体に純水を用いることにより,環境対応型システムとすることができた.開発したスピンドルの回転精度は,0.23μm(1300rpm),静剛性は1060N/μm,切込み精度0.2μmを得ることができた. 本スピンドルをロータリ研削盤に搭載し,研削性能を評価した.本スピンドルシステムを搭載した研削盤のループ剛性163N/μmと十分に高い値を実現できた.すなわち.回転機構と切込み機構を一体化することにより,スピンドルシステムの単純化と高剛性化を実現した. さらに,#3000のダイヤモンドホイールにより450mm大口径ウエハの研削実験を行い,表面粗さ2nmRaを実現することができた.
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