近年,船舶用トランスミッション業界も益々競争が激しくなり,特にその高容量化・軽量化が求められてきた.本研究では,より厳しい設計条件でハイパーコニカルギヤを設計するために,歯面疲労強度は実験的に求める必要がある.本研究の目的は,ハイパーコニカルギヤの面圧強度設計式を確立することである.そこで,一対のハイパーコニカルギヤの相対歯面解析法を開発した.次に,動力循環式歯面疲労強度試験装置を設計・製作を行った.動力循環式歯面疲労強度試験装置を設置し,それぞれ異なる負荷条件のもとで歯面の面圧疲労強度試験を行った.得られた面圧強度を基に,ハイパーコニカルギヤの検討を行った.
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