研究課題
基盤研究(C)
本研究では,接線力の下で接触面の間で接線の微小変位特性を用いてナノスケールの位置決めシステムを開発の検討を行なうため,粗い表面の黄銅試料と滑らかな表面のセラミック試料の組み合わせで種々の周期の接線力をあたえる実験を行った.その結果,接線力の最大値が巨視的なすべりが生じる摩擦力を越えた時に,1サイクルごとに約1nmの移動量が得られた.このことより,微小変位を利用することで,ナノスケールの送り機構の実現の可能性が得られた.
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