絹糸,綿糸及び麻糸の長さと直径比であるアスペクト比(l/d)がそれぞれ2.2~13.1,26.3,及び52.0,そして濃度が250~2500ppm範囲の懸濁液に対する円管内圧力損失を測定して,最大20%の抵抗減少効果を得た.また、抵抗減少効果はアスペクト比,懸濁液の濃度及び繊維のヤング率に依存し,ヤング率が供試繊維の中で最も大きな麻糸の懸濁液が最も大きい抵抗減少効果を示すことが明らかにされた.次元解析によって抵抗減少率をアスペクト比,濃度及びヤング率を動圧で除した無次元数の積と相関して実験式を求めた.得られた実験式は実験値と±30%の範囲で一致することが明らかにされた.
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