本研究の目的は,最先端の「高速ノンスキャニング多次元CT計測システム」を構築し,乱流燃焼現象の解明技術を飛躍的に前進させることである. 初年度は,「火炎輝度・時系列・三次元CT計測」の開発を実施した.1台の高速度ビデオカメラと多数(26枚)の平面ミラーが立体的に配置されるマルチミラー撮影システムから成る,四次元CT計測システムを製作し,1ms毎の時系列三次元輝度分布が獲得された.2年目以降は,より高速の実用乱流火炎への適用のために,「20方向・マルチシュリーレンカメラ」を製作し,高速火炎の瞬間密度分布の再構成に成功した.
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