固気混相流の熱流動現象の数値シミュレーションのために,メニーコアプロセッサなどによる並列計算と相性の良い離散要素法(DEM)-格子ボルツマン法(LBM)ハイブリッド法による高速計算エンジンを作成した。また,連続相として気液二相流を考慮できるように,境界の計算方法に改良を加えたLBMによる気液の密度差の大きい非熱非混合気液二相流の数値シミュレーションプログラムを作成した。現在の高速計算機はメニーコアプロセッサによるものであるが,DEMの分散相の計算が並列化に向いているのに対して,連続相の計算はオイラリアンであり並列化に難があるため,並列計算に適したLBMを連続相の計算に用いる方法を提案した。
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