マイクロタービンと組み合わせたシステムで8.5ポイントの発電効率向上を得られるEPOxのセル性能と熱取込を,円筒擬似二次元の非等温モデルによる数値解析によって定量化してSOFCの目標を設定した.電極・電解質層に求められるマルチフィジックスな輸送特性を高いレベルで満足するキャラクタリゼーションと製法を確立してから,低温における部分酸化の選択性,炭素析出の抑制力の高いPt/Al2O3触媒をRFスパッタリング法によりアノードと電解質層の界面に実装した.その結果,ドライメタンによる600℃における最大電力密度は207.5mW/cm2,電気化学的部分酸化のCO選択率として84.3%を達成した.
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