研究課題/領域番号 |
23560283
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研究機関 | 新潟大学 |
研究代表者 |
尾田 雅文 新潟大学, 産学地域連携推進機構, 教授 (80372473)
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研究分担者 |
須田 剛士 新潟大学, 医歯学総合病院, 講師 (10361916)
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キーワード | バイオメカニクス |
研究概要 |
圧力履歴の再現性評価 HGD原法は用手的な急速静注を適用しており、その結果、定量注入である。これに対し高圧ガスをエネルギー源とした定圧注入によるHGDでは、当然のことながら異なる圧力履歴が生成される。いかなる内圧プロファイルが局所的なHGDにおいて対容量的に導入効率の点で優れているのかを明らかにするために、改良する導入システムを用いて、両者の圧力履歴の再現し、ラットを対象として生理食塩水で希釈されたヨード造影剤を注入した監察結果に基づいて、透視下に溶液の広がりに関して画像学的な評価を行なうとともに、注入溶液量、心電図、血圧、呼吸数、動脈血酸素飽和度を連続的に監視し、数値シミュレーションと併せて評価した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
当初計画通りに研究を推進している。すなわち、二年目にあたる今年度において、「研究実績の概要」に記したように、圧力履歴の再現性評価に関する研究を行った。結果については、日本機械学会が主催する講演会において2回にわたり講演発表した。 このような観点から、おおむね順調に進展している。
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今後の研究の推進方策 |
最適な圧力履歴の検討 肝臓は肝静脈と門脈という2系統の独立した低圧系を有しており、豊富な脈管間交通と相俟って、注入溶液が容易に対象領域外へ漏出する。一方、肝静脈、下大静脈と門脈を一時的であっても同時に閉塞した場合、全身循環動態に与える影響は無視し得ない。下大静脈への漏出は、注入カテーテルおよびバルーンの閉塞位置が移動と、静脈径の拡大による閉塞効果の減少が推察される。よって、注入初期から急速注入を行うことは不利と考えられるため、同図中に示す複数のシグモイド波形内圧プロファイルに関して、注入溶液量と全身循環動態への影響を評価し、数値シミュレーションと併せて、必要な内圧上昇を得るのに最も循環動態への影響が少ない圧力履歴を選別・検討し、導入システムの最適制御パラメータの導出手法を確立する。
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次年度の研究費の使用計画 |
数値シミュレーション環境を整備するために、実験結果との比較検討を行う。そのための消耗品ならびに、得られた成果の公表のために研究費を充当する。
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