研究課題
基盤研究(C)
海浜発電設備の接地経由雷保護を目的として、高圧気相中建築材に対する雷衝撃放電実験を行い、次の結論を得た。(1) KCl塩水浸潤モルタルギャップの放電波形は単極性を示し、放電しきい値電圧は乾燥時に比べて33%に低下する。(2) 5気圧以下高圧空気中の塩水浸潤コンクリートギャップではコンクリートの沿面放電が増加するが、正負極性の放電電流最大値は共に47%に減衰する。この結果は気相圧力増加と共に塩水浸潤コンクリート内部の浸潤領域が減少して、放電抵抗が増加することを意味する。(3) 接地系統周辺部から侵入する雷電流に対して、当該研究手法の適用が有効と考えられる。
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巻: vol.5, no.2 ページ: 182-191
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