研究概要 |
太陽光エネルギーを安定な分子の形で保存することを目標に、ポリシラン-パラジウム触媒により水素分子を分解し生成したプロトンを1,4-Benzoquinone、2-Methyl-1,4-benzoquinone、2-Methoxy-1,などの分子に添加することを試み、それら分子中の二重結合酸素がOH基となることを確認した。次に将来展望を考えて量産可能な天然物由来のグルコース系分子への水素導入の可能性を検証した。しかし、触媒はポリシランパラジウム及びポリシラン白金、ポリシラン鉄を用いたが、十分な結果が得られなかった。触媒構造ならびに分子構造からの詳細な検討がさらに必要である。
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