研究課題
基盤研究(C)
本研究では、マイクロプローブ法を用いたゼーベック係数評価装置を開発し、様々な熱電変換材料におけるゼーベック係数の二次元分布測定を行った。その結果、亜鉛-アンチモン系材料では、結晶方位の違いを反映したゼーベック係数の異方性が存在することを明らかにした。ビスマス-テルル系材料では、ドーパントの役割を担う過剰テルルの濃度勾配に由来するP型からN型への極性反転を明瞭に観測できた。以上の結果から、ゼーベックマイクロプローブ法を用いたマイクロメートルスケールの熱電物性評価法を確立することができた。今後、このゼーベックマイクロプローブ法は、機能性材料の新しい強力な評価法として期待される。
すべて 2013 2012 2011
すべて 雑誌論文 (3件) (うち査読あり 3件) 学会発表 (9件)
Intermetallics
巻: vol. 32 ページ: 233-238
10.1016/j.intermet.2012.08.012
Journal of Electronic Materials
巻: vol. 42 ページ: 1840-1845
10.1007/s11664-012-2448-0
巻: vol. 23 ページ: 163-168
10.1016/j.intermet.2011.11.021