研究課題
基盤研究(C)
電磁界数値解析の移動境界問題の提案である。ローレンツ変換を考慮した時間格子と空間格子の座標変換を導入した新しいアルゴリズムを提案した。平成23年度は、回転運動と平行移動、誘電体を導入した場合について計算精度を確認できた。平成24年度はローレンツ逆変換を行い、静止座標上での計算結果を示すことができた。また、波源の移動の電波伝搬解析も実現できた。平成25年度は、交差点モデルにおいて2つの移動する波源からの電波伝搬解析を行った。並列計算法Open MPを導入し、計算時間の短縮ができた。今後、ナノ・マイクロ波の領域、移動通信の領域等で重要な計算手法となる移動境界問題の数値計算法を提案できたといえる。
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