研究課題
基盤研究(C)
本研究課題では、高性能空間光変調素子の実現に必要な基盤技術の確立を目的として、短波長磁気光学材料、および、多次元の磁性フォトニック結晶に関する検討を実施した。遷移-貴金属系磁性薄膜の研究では、[CoPt/ZnO/Ag]積層膜が、大きな磁気光学特性と良好な垂直磁気特性の両立が可能であることを見出した。さらに、反強磁性結合を有する垂直磁化膜への2次元周期のナノ構造の付与と、光干渉用の誘電体層とを組み合わせることで、3次元的な磁性フォトニック結晶を作製した。本積層ナノ構造体における磁気光学性能の向上が、磁気光学効果の非相反性と、光干渉層部でのキャビティ効果によって説明可能であることを明らかとした。
すべて 2014 2013 2012
すべて 雑誌論文 (4件) (うち査読あり 4件) 学会発表 (6件)
Japanese Journal of Applied Physics
巻: Vol.53 ページ: 05FB04-1-6
日本金属学会誌
巻: 第77巻, 第10号 ページ: 419-423
Applied Physics Letters
巻: Vol.102, No.7 ページ: 072412-1-4
巻: Vol.51, No.9 ページ: 095802-1-4