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2011 年度 実施状況報告書

色相空間疎表現と軟判定によるデジカメ色彩情報復元

研究課題

研究課題/領域番号 23560441
研究機関新潟大学

研究代表者

菊池 久和  新潟大学, 自然科学系, 教授 (70126407)

研究期間 (年度) 2011-04-28 – 2014-03-31
キーワード画像処理 / カラーデモザイキング / 色彩復元 / 疎表現 / デジタルカメラ
研究概要

デジタルモザイク画像データを取得するために,完全なランダムパタンと概周期ランダムパタンの2つを適用し,カラーモザイクデータを形成した.これについて凸射影反復推定による疎表現色彩復元を行った.その結果,完全ランダムパタンの疎表現が優れていることが分かった.これにより,ナイキストレートに束縛されない色彩情報復元の可能性を確認した. 主観評価実験のためのモニタは,昨夏のタイにおける大洪水のため当初計画していたモニタが生産中止となり,代替品を発注したが製造,納入が大幅におくれ,これによる主観評価実験を行うことができなかった.

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

疎表現画像の色彩制約として物体エッジ情報をランダムパタンに組み込む方法が未解決のため,軟判定処理が導入できていないため. また,昨夏のタイにおける大洪水のため当初の主観評価実験が実施できなかったため.

今後の研究の推進方策

物体エッジ情報を疎表現画像の色彩制約としてランダムパタンに組み込む方法を構築し,軟判定処理を導入する.また,主観評価実験を行い,改善箇所の評価点検を実施する.また,今年度は高速度カメラを購入し,マルチショット画像に対してハイライト部の適正露光処理とシャドウ部の低雑音色彩復元に取り組む.

次年度の研究費の使用計画

物品購入はない.ソフトウェアライセンス更新,主観評価実験謝金,学会成果発表・研究調査旅費,論文出版費用等が主な支出となる計画である.

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2012

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] A Structure-Enhanced Tone Mapping Algorithm for High Dynamic Range Scenes2012

    • 著者名/発表者名
      1.Junghyeun Hwang, Hisakazu Kikuchi, Shogo Muramatsu and Jaeho Shin
    • 学会等名
      Int. Conf. on Electronics, Inf. and Commun.
    • 発表場所
      Jeongeson, Korea
    • 年月日
      Feb. 1, 2012

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公開日: 2013-07-10  

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