研究課題/領域番号 |
23560441
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研究機関 | 新潟大学 |
研究代表者 |
菊池 久和 新潟大学, 自然科学系, 教授 (70126407)
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キーワード | 圧縮センシング / 画像 / 映像 |
研究概要 |
色相空間における色彩疎表現にもとづく色彩復元法を考案し、実験を行った。その結果、シングルショット画像における色彩復元が基本的に可能であることを確認した。 引き続き、マルチショットにおける色彩復元に取り組み、複数の手法で視覚的に良好な色彩復元が可能であることを確認した。現時点ではマルチショット融合における最善の方法を特定するにはいたっていない。 また、疎表現の映像符号化にも取り組みを開始した。 以上の成果を学会で発表した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
ほぼ計画どおりに推移していること、映像への取り組みも開始できたことは評価できると考えられる。 一方、ある企業研究者からリアルタイムで疎表撮像を行うデバイスの開発はかなり困難ではなかろうかとの質問が寄せられ、この点で少し方針転換が必要かどうか、検討している。
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今後の研究の推進方策 |
マルチショット色彩復元法の洗練化と画像品質評価技法を構築し、実験的に検証し、最終的な手法としてまとめる。 映像復元符号化に関して色相空間疎表現が高効率であることを予備実験で確認したので、これを推進する。
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次年度の研究費の使用計画 |
研究成果の発表、動向調査等の旅費、成果刊行費、主観評価実験人件費等を計画している。
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