研究課題
基盤研究(C)
この研究は,MIMOシステムにおける伝搬チャネル推定を用いた電波センサに関するものである.電波センサに関する研究は古くから存在するが,実用に資するものは少ない.これはシステム自体に高い安定性が求められるためである.ここではMIMOチャネルが偏波伝搬構造のみに依存し,送信システムの電力変動にロバストである点に着目した電波センサを開発し,その有効性を明らかにした.特に検出時の指標としているコヒーレンスの確率密度分布の理論式を導出し,その理論式の妥当性を実験により示した.さらに,電波伝搬シミュレータを用いることにより,与えられた誤警報確率,SNR,電力変動値に対する検出確率の理論計算を可能とした.
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すべて 雑誌論文 (17件) (うち査読あり 7件) 学会発表 (18件) (うち招待講演 1件)
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