TV(Total Variation)正則化フィルタとShockフィルタを用いた超解像システムを構築した。TV正則化フィルタによって画像を骨格成分とテクスチャ成分に分離し、骨格成分はShockフィルタによって先鋭化し、テクスチャ成分はパルス強調フィルタによって先鋭化する。結果は従来の超解像法に比べ、性能的にも演算的にも優れた先鋭画像が得られた。 本システムをGPUに実装し、フレームレート16.7msec以内の演算を実現し、4Kテレビ受信映像に対して実用化のメドをつけた。将来的には、消費電力やコストの点からFPGA化が望まれるので、本システムのFPGAへの実装を検討した。
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