本研究では,危険区域でも飛行可能な無人機(UAV)を利用することで,現場上空を飛行させ,空中映像だけでなく,センサ技術を用いた行方不明者探索を可能にさせる。主に,UAVはアメリカや中国のように偵察機として一般的に用いられているが,本稿ではセンサ技術を用いた探索機として利用するモデルを提案した。提案モデルとして,腕時計型トランスポンダとUAVとの信号やりとりから行方不明者位置特定システム構築を行った。実際に,腕時計型トランスポンダアンテナ製作評価をはじめ,UAV-センサ間における伝送成功率,平均伝送遅延,ビット誤り率,パケット誤り率といった通信品質評価を行った。
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