電磁波伝達関数を用いた非接触金属探傷法

2013 年度 研究成果報告書

• 研究課題/領域番号: 23560498
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 基金
• 応募区分: 一般
• 研究分野: 計測工学
• 研究機関: 群馬大学
• 研究代表者: 本島 邦行 群馬大学, 理工学研究院, 教授 (30272256)
• 研究期間 (年度): 2011 – 2013
• キーワード: 非接触計測 / 非接触探傷試験 / 電磁波伝達関数

研究概要

本研究テーマは、大型プラントなどで多く利用されている配管設備を容易に保守管理するための新たな試験方法を開発することである。本研究テーマでは、金属配管を円形導波管にみたて、内部に電磁波を伝搬させることで電磁波伝達関数を計測し、その変化から金属配管の異常（き裂の有無・変形・異物混入）を容易に検出する新たな計測法である。
この結果、金属管中に存在する直径5mm×厚さ2mmの金属片を検出できることが実験により実証された。さらに、屈曲部を多く持つ金属管の異常検出も容易におこなえることが明らかとなった。これにより、新たな金属配管の異常検出試験方法の基礎を確立することができた。

研究成果

• [雑誌論文] GPS測位誤差と地震発生との関連解析 (2014)
  • 著者名/発表者名: 高橋恭平、羽賀望、本島邦行
  • 雑誌名: J. of Atmos. Electr 巻: Vol.34, No.1 ページ: 41-53
  • 査読あり
• [雑誌論文] ダイアディックグリーン関数を用いた完全導体球近傍に存在する波源位置推定法 (2013)
  • 著者名/発表者名: 森田祐樹、本島邦行
  • 雑誌名: 電子情報通信学会論文誌C 巻: Vol.J96-C, No.3 ページ: 35-39
  • 査読あり
• [雑誌論文] ラジオダクト及び見通し内VHF帯伝搬異常と地震との統計的関連性 (2013)
  • 著者名/発表者名: 大曽根暖、小川潤也、羽賀望、本島邦行
  • 雑誌名: J. of Atmos. Electr 巻: Vol.33, No.2 ページ: 115-125
  • 査読あり
• [雑誌論文] マイクロ波を用いた円形金属管内部における変形検出の試み (2013)
  • 著者名/発表者名: 米田佑樹、羽賀望、本島邦行
  • 雑誌名: 電気学会論文誌D 巻: Vol.133, No.9 ページ: 868-875
  • 査読あり
• [雑誌論文] 広帯域円偏波アンテナを用いた非接触探傷法 (2012)
  • 著者名/発表者名: 増田浩太郎、米田佑樹、本島邦行、松原雅昭
  • 雑誌名: 日本AEM学会誌 巻: Vol.20, No.4 ページ: 683-688
  • 査読あり
• [雑誌論文] 変形部を有する円形導波管の電磁波伝搬解析 (2011)
  • 著者名/発表者名: 佐藤和也、本島邦行、松原雅昭
  • 雑誌名: 電子情報通信学会論文誌C 巻: Vol.J94-C, No.7 ページ: 193-196
  • 査読あり
• [雑誌論文] 広帯域アンテナを用いた非接触探傷法 (2011)
  • 著者名/発表者名: 衣川義幸、佐藤和也、本島邦行、松原雅昭
  • 雑誌名: 電子情報通信学会論文誌C 巻: Vol.J94-C, No.7 ページ: 197-201
  • 査読あり
• [雑誌論文] 波動関数を用いた散乱体近傍に存在する波源位置推定法 (2011)
  • 著者名/発表者名: 小林貴紀、本島邦行
  • 雑誌名: 電子情報通信学会論文誌C 巻: Vol.J94-C,No.8 ページ: 223-226
  • 査読あり
• [雑誌論文] Position Search Technique for Unknown Wave Sources Using Spherical Wave Function (2011)
  • 著者名/発表者名: K. Motojima and Hiroyuki Sutou
  • 雑誌名: Electromagnetics 巻: Vol.31, No.7 ページ: 494-504
  • 査読あり
• [学会発表] スパイラルアンテナを用いた非接触探傷法 (2014)
  • 著者名/発表者名: 津久井康平、羽賀望、本島邦行
  • 学会等名: 電気学会
  • 発表場所: 桐生市(ETT-14-73,ETG-14-73)
  • 年月日: 2014-03-04
• [学会発表] Sパラメータを用いた金属管内の欠陥検出法 (2014)
  • 著者名/発表者名: 津久井直樹、羽賀望、本島邦行
  • 学会等名: 電気学会
  • 発表場所: 桐生市(ETT-14-75,ETG-14-75)
  • 年月日: 2014-03-04
• [学会発表] 見通し内VHF帯伝搬異常と地震とのロジスティック回帰分析 (2014)
  • 著者名/発表者名: 大曽根暖、羽賀望、本島邦行
  • 学会等名: 大気電気学会誌
  • 発表場所: 小金井市
  • 年月日: 2014-01-10
• [学会発表] レイトレーシング法を用いたVHF帯電波伝搬シミュレーション (2014)
  • 著者名/発表者名: 小川潤也、羽賀望、本島邦行
  • 学会等名: 大気電気学会誌
  • 発表場所: 小金井市
  • 年月日: 2014-01-10
• [学会発表] 連続ウェーブレット変換を用いたVHF帯伝搬異常と地震との統計的関連性 (2014)
  • 著者名/発表者名: 樋口友基、羽賀望、本島邦行
  • 学会等名: 大気電気学会誌
  • 発表場所: 小金井市
  • 年月日: 2014-01-10
• [学会発表] 雷雨発生時の見通し内VHF帯電波伝搬特性変化 (2013)
  • 著者名/発表者名: 本島邦行、真下桂吾
  • 学会等名: 大気電気学会誌
  • 発表場所: 熊本市
  • 年月日: 2013-07-05
• [学会発表] ダイアディックグリーン関数を用いた球導体近傍に存在する波源位置推定法 (2013)
  • 著者名/発表者名: 森田祐樹、羽賀望、本島邦行
  • 学会等名: アンテナ伝搬研究会
  • 発表場所: 東京江東区(AP2012-160)
  • 年月日: 2013-02-07
• [学会発表] マイクロ波を用いた円形金属管内部における変形検出の試み (2013)
  • 著者名/発表者名: 米田佑樹、羽賀望、本島邦行
  • 学会等名: アンテナ伝搬研究会
  • 発表場所: 東京江東区(AP2012-160)
  • 年月日: 2013-02-07
• [学会発表] GPS測位誤差と地震発生との関連解析 (2013)
  • 著者名/発表者名: 高橋恭平、羽賀望、本島邦行
  • 学会等名: 大気電気学会誌
  • 発表場所: 東京新宿区
  • 年月日: 2013-01-09
• [学会発表] 震源域別見通し内VHF帯伝搬異常特性 (2013)
  • 著者名/発表者名: 大島隆弘、羽賀望、本島邦行
  • 学会等名: 大気電気学会誌
  • 発表場所: 東京新宿区
  • 年月日: 2013-01-09
• [学会発表] 見通し内VHF帯伝搬異常と内陸性地震との関連解析 (2013)
  • 著者名/発表者名: 小川潤也、羽賀望、本島邦行
  • 学会等名: 大気電気学会誌
  • 発表場所: 東京新宿区
  • 年月日: 2013-01-09
• [学会発表] ラジオダクト及び見通し内VHF帯伝搬異常と地震との統計的関連性 (2013)
  • 著者名/発表者名: 大曽根暖、羽賀望、本島邦行
  • 学会等名: 大気電気学会誌
  • 発表場所: 東京新宿区
  • 年月日: 2013-01-09
• [学会発表] ヘリカルコーンアンテナを非接触探傷法 (2012)
  • 著者名/発表者名: 本島邦行、増田浩太郎、米田佑樹、坂本賢治、松原雅昭
  • 学会等名: 日本機械学会M&M2012材料力学カンファレンス
  • 発表場所: 松山市(CD)
  • 年月日: 2012-09-24
• [学会発表] 多方向FM放送波伝搬観測結果と震央位置の関連性 (2012)
  • 著者名/発表者名: 本島邦行
  • 学会等名: 大気電気学会誌
  • 発表場所: 吹田市
  • 年月日: 2012-09-14
• [学会発表] 地震発生前後における見通し内VHF帯伝搬異常解析 (2012)
  • 著者名/発表者名: 菅原慶、本島邦行
  • 学会等名: 大気電気学会誌
  • 発表場所: 調布市
  • 年月日: 2012-01-06
• [学会発表] GPS-TECの異常変動と地震との統計的関連性 (2012)
  • 著者名/発表者名: 和田卓也、本島邦行
  • 学会等名: 大気電気学会誌
  • 発表場所: 調布市
  • 年月日: 2012-01-06
• [学会発表] GPS測位における位置誤差と地震との関連性 (2012)
  • 著者名/発表者名: 高橋恭平、本島邦行
  • 学会等名: 大気電気学会誌
  • 発表場所: 調布市
  • 年月日: 2012-01-06
• [学会発表] 電磁波を用いた金属管変形検出 (2011)
  • 著者名/発表者名: 本島邦行、松原雅昭
  • 学会等名: 日本機械学会M&M2011材料力学カンファレンス
  • 発表場所: 北九州市(CD)
  • 年月日: 2011-07-18