圧電デバイスは,情報通信機器を始めとして多くの電子機器に使用されている.その設計では,その主モードとスプリアスモードの結合回避が重要である.実験的な検証により,解析結果からは得られないスプリアスモードに関する情報を得ることができる.しかしながらこれらの測定法は,被測定デバイス表面を機械的に走査することで得られたデータから振動分布を再構成するものであり,光学系の精密な調整や走査のための測定時間が必要となる. 本研究ではレーザスペックル法に,ウェーブレット変換を用いたノイズ除去機構を導入しその効果を検証した.
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