時間と空間を制御した励起磁場による極微弱磁気信号イメージ検出による高速非破壊検査について、基本となる磁場励起コイル対、位置特定用コイル配置の設計および位置特定手順の検討、雑音除去について適応フィルタの一入力対応の実現をおこなった。またSQUID制御回路の広帯域対応化とその際に問題となる感度変動に対する補正システムの検討を行い、さらに検出システムの基本動作の確認を行った。励起信号について、準直流磁場をもちいて時間シーケンスのみによる位置特定をもくろんでいたが、回路の広帯域対応などにより、複数のコイルに異なる周波数の交流信号を印加することで、より有効に位置検出ができると考えられる。
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