研究課題
基盤研究(C)
我々が開発した非平衡大気圧プラズマによりどのように懸濁体試料が原子化しているか,各種発光分光法を用いてプラズマの電子密度,ガス温度,試料から生成される原子密度と温度分布などの分布計測を行い,それらのメカニズムを明らかにした。主な成果を以下に示す。①プラズマ中のイオンが金属含有懸濁体試料に照射されることで金属元素の発光が促進される。②発光の分布は主に金属原子密度の分布を反映し,試料電極近傍での密度が高く,試料電極から離れると急激に密度が低下する。③懸濁体試料の水分の含有量が高いほど水分の蒸発にエネルギーが使われるため,水分含有量が低い試料ほど原子化効率が高くなることなどが判明した。
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Japanese Journal of Applied Physics
巻: 51 ページ: 116202
巻: 51 ページ: 86301
http://wwwre.meijo-u.ac.jp/labo/ito/index.html