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2013 年度 実績報告書

急激なシステム変動と未知外乱に有効な適応ロバスト制御系の提案およびその発展と応用

研究課題

研究課題/領域番号 23560520
研究機関茨城大学

研究代表者

楊 子江  茨城大学, 工学部, 教授 (30243984)

キーワードAdaptive robust control / synchronization tracking / multi agent control
研究概要

H23年度では,ロボットの分散型適応ロバスト制御系を提案した。ロボットマニピュレータの適応制御系では,各軸聞が複雑に絡み合い,多くのパラメータを推定する必要がある。そこで,軸ごとに局所的情報だけに基づいた適応側を設け,他軸からの干渉を外乱推定機構で推定するという分散型外乱推定機構付適応ロバスト制御系を提案した。その際に,各軸の局所的信号だけに基づいて,他軸からの干渉と外乱推定などを抑え込む非線形減衰項の設計法を解明した。研究成果をジャーナルと国際会議で発表した。
H24年度では,ネットワークで連結されたロボット群の同期制御に関する研究に着手し,研究成果を上げた。ロボット群のうちの一部だけが目標指令値を受けるという状況で,各ロボットが近傍ロボットと情報交換を行いながら,全体の動作が同期して指令値を追従するという分散型ロバスト制御器を提案した。具体的には,ロボットの各軸からの干渉のみならず,ほかのロボットからの,ネットワーク経由の干渉も推定して保証するという方策で,すべてのロボット指令値を知らなくても,同期追従制御を実現した。研究成果をジャーナルと国際会議で発表した。
しかし,H24年度の研究では,ロボット群間の通信が双方向であるという設定であった。H25年度では,単方向通信というより厳しい条件のもとで,ロボットの同期追従制御系を提案し,理論的性能を解明した。研究成果を国際会議に発表した。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2014 2013 その他

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (1件) 備考 (1件)

  • [雑誌論文] Distributed robust control for synchronised tracking of networked Euler-Lagrange systems2014

    • 著者名/発表者名
      Zi-Jiang Yang, Yoshiyuki Shibuya and Pan Qin
    • 雑誌名

      Internation Journal of Systems Science

      巻: 未定 ページ: 未定

    • DOI

      10.1080/00207721.2013.797036

    • 査読あり
  • [学会発表] Distributed Synchronized Tracking Control of Euler-Lagrange Systems on Directed Graphs2013

    • 著者名/発表者名
      Zi-Jiang Yang and Pan Qin
    • 学会等名
      Proceedings of the IECON 2013 - 39th Annual Conference of the IEEE Industrial Electronics Society
    • 発表場所
      Vienna, Austria
    • 年月日
      20131110-20131113
  • [備考] 楊子江のホームページ

    • URL

      http://yoh.ise.ibaraki.ac.jp/

URL: 

公開日: 2015-05-28  

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