現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
平成23年度は以下の成果を得た。1.エレベータシステムの形式的なモデルの構築:ハイレベル・ペトリネットを用いてエレベータシステムのモデルを構築した。2.エレベータシステムの形式的な仕様記述:時相論理による仕様記述法を開発した。また具体的な記述をシミュレーションやモデル検査に適用し、その実行可能性を確認した。以上の内容を電子情報通信学会システム数理と応用研究会[1]などで発表した。また国際会議に投稿中である[2]。さらにマルチカーエレベータシステムの群管理制御に対する新しいアルゴリズムを学会誌論文に発表した[3]。主な発表論文[1]石田, 山口, 上田, "CPN Toolsによるシングルカーマルチシャフトエレベータシステムのモデル化法とその応用", 信学技報, vol.111, no.453, pp.41-46, 2012.[2]S. Yamaguchi, N. Ishida, R. Ueda, "Modeling and Model Checking of Single-Car Multi-Shaft Elevator Systems on CPN Tools," (submitted to Proc. ITC-CSCC 2012).[3]A. Valdivielso, T. Miyamoto, "Multicar-Elevator Group Control Algorithm for Interference Prevention and Optimal Call Allocation," IEEE Trans. on Syst., Man, Cybern., Part A, vol.41, no.2, pp.311-322, 2011.
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