研究課題
研究目的として以下の4点をあげている。①セミアクティブ動吸振器に適したダンパの開発・制御 ②周波数に基づいた可変剛性切換制御 ③多層構造物における構造物の高次モードを抑制するセミアクティブ切換制振制御 ④周波数に基づく切換え則の理論的検討研究分担者はダンパに関する研究を行い,電磁誘導を用いた硬球を流体に含むダンパに関する研究を行った。セミアクティブ制振制御にMRダンパは有効なダンパであるが,本研究の主題である「周波数に基づく」という点でまだかなり難しく,十分に有効な結果は得られなかった。(研究目的①)研究代表者は昨年度得られた周波数に基づいた可変剛性切換制御の研究成果の改善を試み,ほぼ完成したと同時に,今まではフィルタを用いて構造物の振動数を推定したが,もっと有効な方法を現在は試行し,2014年度の国内学会において発表予定である。昨年度の結果は国際学会に採択され,発表を行った。(研究目的②)二層構造物において,頭頂部の可変剛性および可変減衰動吸振器によって,1次モードおよび2次モードを周波数に応じて切り換える制振制御を昨年度達成できた。しかしながら論文にまとめるためには理論的考察とセミアクティブに用いたエアダンパの特性試験がまだ必要であるため,掲載には至っていない。(研究目的③)研究分担者および代表者は理論的な切り換え則を検討し,一自由度系において結果が得られた。その結果は国内の学会で発表を行った。質疑応答において有意義な意見交換ができたので,それをさらに現在は進めている。(研究目的④)
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