研究課題/領域番号 |
23560551
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
矢吹 信喜 大阪大学, 工学(系)研究科(研究院), 教授 (50312434)
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研究期間 (年度) |
2011-04-28 – 2014-03-31
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キーワード | 国際情報交流 |
研究概要 |
本研究では,平成23年度に,IFCおよびIFC-BRIDGEを参考に,文献調査および専門家へのヒアリングを行いながら,維持管理を主目的に,橋梁の3次元プロダクトモデルを構築し,補修工事を調査しながら,時間軸を含むプロセスモデルを構築し,両モデルを統合化する.さらに,橋梁の点検データをデータベース化するためのデータモデルの構築を行った.具体的には,1)橋梁の維持管理を意識し,文献および実務専門家らへのヒアリングなどによる調査を実施し,最適な詳細度を求め,3次元プロダクトモデルを構築した.構築に当たっては,IFCおよびIFC-BRIDGEを参考にした.2)補修工事記録を調査し,時間軸を表現するプロセスモデルを構築した.構築に当たっては,IFCを参考にした.3)国の道路工事事務所あるいは自治体などの点検データを参考に,点検データベースの元となるデータモデルを構築した. 研究コアグループは,研究代表者の他,実務経験30年のベテランでありながら3次元CADに精通している社会人Dr学生の藤澤氏と経験15年で3次元モデルに非常に強い社会人Dr学生の有賀氏,およびプロダクトモデルの構築の専門家である西木氏によって構成した.維持管理などの実務についてのヒアリングは,土木学会情報利用技術委員会国土基盤モデル小委員会を通じて実施した.モデリングについては,これまで長い関係があるフランスのCSTB(国立建築土木研究所)とIAI日本が協力をした.
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
特に問題なく,概ね順調であるから.
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今後の研究の推進方策 |
平成24年度は,前半に,平成23年度で実施した3つの項目について,完成を目指し,以下の項目を実施する.1)実橋梁によるプロダクトモデルデータの作成2)実際の点検データを点検データベースに投入3)実橋梁の修繕データから4次元モデルを作成
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次年度の研究費の使用計画 |
研究打合せおよび橋梁などの現場への出張旅費および論文投稿料,国際会議への出席に伴う登録料,出張旅費などに研究費を使用する予定である.
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