研究課題
基盤研究(C)
PC鋼材が緊張状態にある中間定着では,従来のPC定着工法が適用できないため,研究代表者らが開発した定着用膨張材(HEM)を用いた定着法が有用であり,新たに現場施工性に優れた中間定着具を開発した.実構造物で使用されているPC鋼材を対象とした中間定着実験を実施し,中間定着具の性能評価を行うとともに,HEM層がせん断伝達バネとして挙動しているとの定着機構を明らかにした。これを基に連立微分方程式を誘導し,数値解析を行った結果,実験結果をシミュレートできる有効な解析法であることが分かった.これより,所定の緊張力に必要な定着長を明らかにし,HEM中間定着具の設計法を提案した.
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コンクリート工学年次論文集
巻: Vol.35,No.2 ページ: 595-600
コンクリート構造物の補修,補強,アップグレード論文報告集
巻: Vol.12 ページ: 411-416
巻: Vol.34,No.2 ページ: 535-540