研究課題
これまで研究開発してきた二次元AEトモグラフィの三次元拡張を目指し,プログラムアルゴリズムを検討し,β版のプログラムを完成,既に成果を得ていた凝灰岩の三軸試験および,擬似損傷を有するモルタル試験体により,その有用性を検討した.その結果,前者,凝灰岩の三軸試験より,せん断帯の逐次形成過程が低速度領域の進展として得られ,併せて実施した三次元AE震源結果と比較検討した結果,三次元AEトモグラフィ結果の妥当性が確認できた.また,後者,擬似損傷を有するモルタル試験体の一軸圧縮試験より得られるAE波を利用したAEトモグラフィ結果と,荷重の段階毎に実施した通常の弾性波トモグラフィより,本三次元AEトモグラフィ法により既存損傷あるいは,劣化範囲の可視化が可能であることを確認した.以上の成果は,第56回材料強度と破壊総合シンポジウム,12th ICNDT(スロベニア)第6回 Kumamoto International Workshop on Fractureでの基調講演として世界に公表するとともに,RILEM 239TCーMCM委員会の成果として公表する予定である.また,今後最終プログラムを完成させ,ブリュッセル自由大学(先端材料),マラヤ大学(実PC・RC構造)との共同研究や,COIプログラム(革新的炭素繊維材料)を通じて広範なアプリケーションに発展させていく予定である.
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