研究課題
基盤研究(C)
高経年化したアーチダムを観測対象とし卓越振動数とその経時変動・地震時変動を把握することを目的として微動・地震動の長期継続観測を実施した.微動・地震動の観測データの分析から;1)常時微動による卓越振動数のモニタリングによってアーチダムの構造健全性が評価できること,2)東北地方太平洋沖地震とその後の大規模余震群を経てもダムの構造健全性が維持されていたことを卓越振動数という数値によって客観的に提示できたこと,3)卓越振動数が変化していないことは構造健全性の維持確認に加えて地震荷重が不変である確認にもなっており,地震後における耐震性検討が不要であることを示していること,など重要な諸点が明らかになった.
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土木学会論文集A1(構造・地震工学),地震工学論文集
巻: Vol.69,No.4(第32巻) ページ: I_742-I_749
10.2208/jscejseee.69.I_742
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10.2208/jscejseee.68.I_186
Proc. of the 15th World Conference on Earthquake Engineering (15^<th> WCEE)
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