(1)リップルを扱う数値シミュレーションの検証のための小規模回転ドラム実験を執行し、その動画を解析した。得られたデータは粒子レーノルズ数の低い領域(Rep<2.5)にも貢献した。また、水槽の半径は既存研究と比べて4倍以上小さいため、細かな数値解析の条件には合わせやすく、検証データを得るためにより妥当である。 (2)研究期間中に提案された、接近・接続する粒子同士の間に発生する潤滑力の簡単な「サッブグリッドモデル」に対して、無視されていた慣性力の影響を定量的に見積もった。 (3)自由水面を含む掃流砂現象に適用可能な粒子に働く力の理論式を初めて導いた。
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